ルカ2:1〜20
受けるよりも与える方が幸せ
クリスマスの時期になると、お店にはたくさんの商品が並び、多くの人がクリスマスプレゼントを買っているのを見かけます。みなさんはプレゼントをもらうのと、プレゼントをあげるの、どちらが嬉しいですか?もらうのも嬉しいし、プレゼントをあげた時の相手の喜ぶ顔をみるのも嬉しいですよね。
ある学者が人の幸せに関する実験を行なったそうです。その学者は、自分だけのために行動する人たちと、他者(おともだち・隣人・困っている人など)のために行動する人たちを比較して、どちらが幸せになるかを調べました。すると、自分だけのために行動する人たちより、他者のために時間やお金を使って行動する人の方が幸せになるという結果が出たそうです。つまり、受けるよりも与えることが大切だということがわかったのです。
イエス・キリストは与えることの大切さを伝えた
この実験よりはるか昔に、イエス・キリストは『受けるより与える方が幸いである』と言われました。そして、ご自分の生き方を通して、人々に与えることの大切さを教えられたのです。イエス・キリストは私たちを救うためにご自分の持っていたもの全てを捨てて、この世界に誕生されました。しかも、その目的は自分の幸せのために生きるのではなく、私たちを救うために十字架にかかり、私たちに永遠の命を与えるためだったのです。イエス・キリストにとって1番の幸せは、私たちが永遠の命を得ること(わかりやすく言えば、心に平安を持つこと)だったからです。だから、私たちのために、自分の命を惜しみなく与えてくださったのです。クリスマスはイエス・キリストの誕生をお祝いする日ですが、それは「イエス・キリストがご自分の人生を私たちに与えた日」でもあるのです。
与えることの喜びを広める
私たちは他者のために何を与えることができるでしょうか?お小遣いの中から困っている人のために献金することや、ボランティアで自分の時間を使うことも考えられます。また『ありがとう』と感謝の言葉をプレゼントすることも『与える』ことです。他者に与えるために、自分のものを手放すのは惜しいと思うかもしれません。でも、与えることは喜びにつながると分かったら、あなたはどうしますか?もし、世界中の人々この『与えることの喜び』を経験するなら、きっと素晴らしい世界が造られていくのではないでしょうか?みなさんも、このクリスマスの時期『与えることの喜び』を考え、実践してみてください。
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。(ヨハネ3:16)
考えてみてください
質問:イエス・キリストはなぜこの世に生まれたのでしょうか?(ヨハネ3:16)
質問:イエス・キリストは救い主なのに、なぜ飼い葉桶に寝かされたのでしょうか?(ピリピ2)
質問:あなたは誰に何を与えることができますか?
