優先順位は価値観を表す。
皆さんは普段、優先順位を考えて生活しますか?私は最近、時間管理の重要性を痛感し優先順位を意識するようになりました。独身の時は「自分」のことだけ考えていれば良かったのが、結婚すると「夫」としての役割が増え、子どもができると「父親」という役割も加わりました。このような変化の中で(当たり前ですが)自分のことだけ優先することはできなくなってきたのです。そこで、3つのカテゴリー(家庭、仕事、自分)に分けて優先順位のバランスを管理するようにしました。私の場合は何も考えないと「仕事」だけに時間を割いてしまいがちです。だからこそ『家庭』というカテゴリーを意識するようにしています。なぜならそこに「価値」を置いているからです。優先順位は、私たちが何に価値を置いているかを表す指標でもあります。これは私たちと神様との関係にも当てはまる原則です。神様との関係が優先順位の下の方にあるなら、私たちは神様以外のものに価値をおいてしまっているかもしれません。
サタンは優先順位をすり替える。
今日の聖書の箇所では、アナニヤとサッピラという夫婦が登場します。彼らは他のクリスチャンたちがしていたように、自分の土地を売って教会に捧げました。しかし、彼らはすべてを捧げるように見せかけて、その一部を自分たちのために残しておいたのです。アナニヤは嘘を突き通そうと『これが全てです』言います。しかし、この見せかけの行為をペテロは見抜き『あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ。』と叱責しました。そして神様はアナニヤの命を取られました。また妻のサッピラも同じように嘘をつき、命を取られてしまったのです。なぜ神様はここまで厳しく罰したのでしょうか?1番の問題は、彼らが『嘘をついたこと』でした。そして、その根っこには優先順位の問題があったのです。彼らは神を第一にするのではなく、自分たちの評判・利益を第一としてしまったのです。サタンは巧妙に彼らの心に入り優先順位をすり替えてしまったのです。神に価値を置くのではなく、自分たちの評判や利益に価値をおくように惑わしたのです。
優先順位を見直す。
私たちの優先順位について考えてみたいと思います。神様との関係は何番目に位置しているでしょうか?自分のことばかり考えてしまっているでしょうか? 私たちは時々立ち止まって『優先順位』を見直す必要があります。そうしないと、アナニヤとサッピラのように、サタンに付け入る隙を与えてしまうのです。では、どうすれば神様を第一とすることができるようになるのでしょうか?それは、「神様があなたを他の誰よりも大切にしている」ことを知ることから始まります。
神様の優先順位はあなた。
神様の優先順位のトップはあなた自身であるということです。神様は99匹の羊をおいてでも、1匹の迷える羊を救いに行く方です。私たちが神様の恵みから離れてしまう時、命がけで見つけ出し、私たちを祝福しようとされる方です。神様は、そのひとり子イエス様を与えるほどに私たちを愛してくださっているのです。この神様の愛を知るときに、優先順位が変わってくるのです。
神の国とその義とを第一とする。
優先順位について、イエス様は『神の国とその義とをまず第一としなさい』と言われました。つまり、あなたの優先順位の1番にあなたを大切にする神様との関係を置きなさいと言われたのです。神様を第一とするということは、神様にのみ信頼を置くということです。イエス様が言われるように、私たちが他の何ものでもなく、神様を第一とする時、救いと平安が与えられるのです。
Q.あなたの優先順位はどのようになっていますか?(自分の評判 or 神の国, 自分の利益 or 宣教の働きのため)