イエス様はあなたの味方


悔しい思いをするとき

皆さんは、悔しい思いをしたことありますか?私が以前勤めていた企業に、こわ〜い課長がいました。ある時、若いメンバーが成績が悪く皆の前で責められていました。彼は悔しそうな表情で課長の言葉を受け止めていました。しかし、あまりに酷かったので、ある年配のメンバーが『良い加減にしろ!一生懸命やってるんだから、かわいそうだろ!』と一喝・・・。課長も勢いに負けて『わ、わかりました』と大人しくなりました(笑)その後、若いメンバーは涙を溢していました。怒られたからではありません、自分を理解し味方になってくれた人がいたからです。悔しさや怒りがこみ上げてくる時、自分のことを理解し見方になってくれる人がいると心が落ち着きますよね。

怒りではなく、赦しで対応するステパノ

私たちは理不尽に責められる時、怒りがこみ上げてきます。しかし神様は私たちが怒りの応酬ではなく、赦しを選ぶことを願っています。今日の聖書の箇所で、ステパノは無実の罪で石打の刑にあってしまいます。そのような不当な裁判を受けたステパノですが、彼は痛めつけられ死にゆく中で、なんと『主よ、この罪を彼らに負わせないでください。』と祈ったのです。なぜ彼は怒りではなく赦しで対応することができたのでしょうか?その答えが、少し前の箇所に書いてあります。ステパノは死ぬ前に『天が開けて、人の子(イエス様)が神の右に立っておられるのが見えます』(7:56)と言いました。ここで注目したいのは「立っておられる」という表現です。通常「神の右に座っておられる」と表現されるのに、ここでは立っているイエス様の姿が書かれているのです。多くの学者たちが、これはイエス様がステパノの味方であることを示している、と結論づけています。裁判で弁護人が被告の正しさを証明するように、イエス様は天からステパノの正当性を主張されていたのです。彼は地上では不当な裁判で殺されてしまいました。しかし、天ではイエス様が味方となり、永遠に彼を守ることになったのです。

イエス様はあなたの味方

イエス様は、ステパノだけでなく、イエス様を信じる全ての人の味方となってくださいます。私たちが、他の人(上司、同僚、友人、夫、妻、etc.) に理解されずに悔しい思いをする時もイエス様はあなたの味方です。あなたの心の痛み、悲しみを一番よく理解してくださる方です。そして私たちの心が怒りで汚染されないように『大丈夫。大丈夫だからあなたが握っている怒りを私に任せなさい』と語りかけているのです。このような心強い味方がいるわけですから、私たちも怒りを手放し、赦しを選んでいきたいですね。実はギリシャ語の赦しという言葉には『手放す』という意味があります。私たちが赦しを選ぶ時、私たちも自由にされていくのです。

コロサイ3:13  互いに忍耐し合い、だれかがほかの人に不満を抱いたとしても、互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい。

Q.あなたはどのような時に怒りを覚えますか?最近何に対して怒りましたか?
Q.怒りではなく、赦しを実践するためにはどうすれば良いでしょうか?

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